株式市場探検

日本株の売買・研究の備忘録。結構テキトーです。

本棚(随時更新)

本棚です。

 

とても影響を受けている本

言わずと知れた相場の天才、リバモアの自伝風小説。何回も読みましたが読むたびに発見があります。後半の相場操縦のところも後々読むと大切なことを言っていたりすることに気が付いたり。

あまりにも有名な本。一流の相場師の言葉はどれも重みがあります。エドスィコータ氏のように湖のほとりでトレードをして優雅に過ごす人生は、厨ニ病心をくすぐりますね。

あまりにも有名な本2。この本のビクタースペランデオ氏のマーケットの年齢を計算するという考え方から、週足の位置による日足の意味合いの違いなどを考え始めました。

  • 読書について ショウペンハウエル

多読すればするほど、読まれたものは精神の中に真の跡をとどめないのである。熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる。食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。それとは逆に、絶えず読むだけで、読んだ後でさらに考えてみなければ、精神の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう。

 

紙に書かれた思想は一般に、砂に残った歩行者の足跡以上のものではないのである。歩行者のたどった道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。

 

 文学も日常生活と同じである。どこに向かっても、ただちに、どうにもしようのない人間のくずに行き当たる。悪書の数には限りが無く、雑草のように文学の世界に生い茂っている。悪書は読者の金と時間と注意力を奪い取るのである。読書に際しての心がけとしては、読まずにすます技術が非常に重要である。その技術とは、多数の読者がそのつどむさぼり読むものに、割れ遅れじとばかり、手を出さないことである。

 

比類なく卓越した精神の持ち主、すなわちあらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読するべきである。悪書を読まなすぎるということもなく、良書を読みすぎるということもない。悪書は精神の毒薬であり、精神に破滅をもたらす。良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

 この本を読んだ後、頭をガツンと殴られた気分になり、それからというもの良書と思われるものを何度も読むようになり、そのうえで自分で考察するようになりました。

バモア本人の著作ということで、株をはじめたばかりの時に買った本です。

投機というゲームは世界中で最も人々を魅了するゲームである。しかし、それは愚か者や怠け者、感情のバランスを欠く者のためのゲームでも一攫千金を狙う相場師のためのゲームでもない。そういった連中は貧困の果てに最後を迎えることになる。

 

成功によって手にできる成果は、自ら記録をつけ、自ら考え、自ら結論を出すという点において、どれだけ偽りなく誠実に努力したかに比例する。

 

投機に関心のある人は投機をビジネスととらえ、ビジネスとして扱うべきであってギャンブルと考えてはならない。投機というビジネスに従事する人々は入手できる有益なデータを駆使して、自分の能力の限りまで学び、理解しようと固く決意すべきである。

伝説の相場師自らが、「相場で得られる利益は努力に比例する」と言っており、まさにそれを体現するかのように、努力した相場師が何百億、何千億と稼いでいることを知り、震えました。

  • タートル流投資の魔術 カーティスフェイス

マーケットの魔術師シリーズに出てくる、リチャードデニス氏とウィリアムエックハート氏が育てた相場師集団、「タートルズ」において、最年少ながら一番稼いだとされる人物による著書。「レバをかけるとリスクが指数的に上昇する」、「一番乗り心地の良いトレンドは誰もがあきらめたあとに現れる」など学びました。もっと資金が大きくなってきたら、また熟読したい本です。

 

  • 金持ち父さん貧乏父さん ロバートキヨサキ

ざっくり要約すると、「まじめな労働者は金持ちにはなれない」、「負債ではなく資産を買え」といったところでしょうか。学校教育では教えてくれない内容なので、新たな視点が開け、非常に勉強になりました。

 

その他かなり影響を受けていること

・2chの凄腕相場師の書き込み。(BNFさん、cisさん、uoaさんなど)

 

けっこう影響を受けている本

相場師になるためのコストの高さ(精神的にも金銭的にも人生的にも)をうまく表現している気がします。

この本は、「相場師はやがてAIに駆逐されてしまうのだろうか?」といった疑問を少しでも解決するために買ってみました。

  • 黄金の掟 ジョンボイク

バーナードバルークがどういう人物か興味があったので買ってみました。

  • バビロンの大金持ち GSクレイソン

  • 僕は君たちに武器を配りたい 瀧本哲史

  • 勝ち続ける意志力 梅原大吾

  • 伝説の7大投資家 桑原晃弥

  • 相場師奇聞 鍋島高明

  • 日本相場師列伝 鍋島高明

鍋島さんの本からは、日本にもぶっちぎってる相場師たちがいたんだと言うことを学びました。ヘッジファンド投資銀行をはじめ、金融産業は欧米が強いイメージもありますが、日本は元来、米の投機も盛んなこともあり、相場に親しい民族でもあったみたいです。

特に、明治の昭和の動乱期に、相場を足掛かりに財閥の礎を作ったもの、相場と共にすべてを失い散ったもの、病床から右耳の電話で株の注文をし、左耳の電話で商品の注文を、鬼のように注文するものなど、日本相場界のパイオニアたちが載っています。

  • 日本相場師列伝Ⅱ 鍋島高明

  • ソロスは警告する ジョージソロス

再帰性理論に少し興味を持ったので、読んでみました。内容は難解ですが、「相場は社会科学であり、既存の科学の枠組みでは攻略できない。なぜならば、社会科学では、参加者と観察対象の再帰的な相互作用に構造になっており、さらに参加者は「根本的に間違いうる可能性=可謬性」を持っているからである。」というような内容ですかね。

つまり、

観察対象と参加者があり、

(A)参加者は操作された観察対象を認知する。

(B)認知に基づいて、参加者は観察対象を操作する。

という関係があり、A→B→A→B....というような再帰構造になっているということですね。

 

また、ソロス氏が合理的期待理論に非常に懐疑的であることや、バブルの原理の説明、株価のもっともらしい動きの説明が、リバモアの説明に酷似している点など、得るものがたくさんありました。

 

 

 

ちょっと影響を受けている本

効率的市場仮説成立の経緯や、ブラックスワンファットテール、統計を信用しすぎた天才集団LTCMの破綻などを学びました。

  • フラッシュボーイズ マイケルルイス

一流のヘッジファンドのマネージャーも、フラッシュトレーディングに苦しんでいたということを知りました。当たり前ですが、ヘッジファンドヘッジファンド同士で食い合っているのですね。

この方は本当に自由に人生を生きていて、憧れます。ただ、ポジショントーク日本株悲観論を連発するのはやめてください。笑

 

ほか多数.............

 

最近買った本

ヘッジファンドマネージャー中心のマーケットの魔術師シリーズ。2013年初版なので、最近の相場で一流の人たちがどう戦っているのかを学べると思って買いました。レイダリオ氏が載っているのもgood。ただ、マーケットの魔術師シリーズに出ている相場師たちに共通して言えるのは、運用している資産が莫大ならば年利20%はすごいことですが、例えば100万円で年率20%で120万なので、それならアルバイトで稼ぐ方が早いということになってしまいます。小さな資金の効率の良い運用方法は自分で考えなければならないということですね。

  • 群衆心理 ギュスターヴルボン

ヒトラーの愛読書?だったようですね。効率的市場仮説を真っ向から否定するかのような内容だと思います。群衆の中に居る一人の人間が、いかに非合理的思考に陥ってしまうかという話です。エドスィコータ氏のオススメ本だったので買ってみました。群衆心理は一度体系的に研究してみたいです。レイダリオ氏などもポピュリズムの研究などしていますね。

 

  • 福沢桃介式 福沢桃介
  • スノーボール アリスシュローダー

気になっている本

マネーを生み出す怪物 Gエドワードグリフィン