株式市場探検

日本株の売買・研究の備忘録。結構テキトーです。

移動平均線乖離率

BNFさんがこんな書き込みを2chにしたことがあります。

けっこう有名だと思いますが...

短期の逆張りで重要なのは乖離率だと思います。乖離率がきつければきついほど反発しやすくなるのは当然ですが、その時の地合によって買うべき乖離率の水準はだいぶ違ってきます。01年や02年の相場では25日移動平均線からのマイナス乖離が最低20%安心して買えるのは35%以上の乖離率という感じでした。35%乖離した株を買い反発したところで売りその段階でその株の乖離率は15%前後になりしばらくするとまた30%以上の乖離率の水準まで落ちてまた反発狙いで買いの繰り返しでした。短期の逆張り専門の人には天国のような相場だったと思います。

しかし、去年後半から今年の今現在までの相場にかけては15%も乖離したら反発しちゃうって感じでした。というより、乖離率を見て逆張りすべき場面すら余りなかったです。新興市場などできついマイナス乖離をする場面は何回かありましたが、2年前3年前と比べると地合が良すぎて東証一部の株で30%以上乖離している株がうじゃうじゃあるような状態は、あまり記憶にありませんね。その時の地合に合わせてどの程度の乖離率で株が反発するのかを自分の相場観にしたがって判断していけばいいと思います。

BNFさんがすごいなあと思うのは、これ、移動平均線を視覚的に判断してるのではなく、率という無次元数を用いることで正規化して、他銘柄と比較検討しやすくしているんですよね。

ja.wikipedia.org

チャートで視覚的に見ると「すごい上がっている」ように見えても乖離率で言うと微妙であったりするので、率を用いるのは非常に大切な視点が気がします。