株式市場探検

日本株の売買・研究の備忘録。結構テキトーです。

ダウ理論

相場の有名な理論の一つに、ダウ理論というものがあります。

ja.wikipedia.org

次の6つです。詳細はwikiで。

1平均はすべての事象を織り込む

2トレンドには3種類ある

3平均は相互に確認されなければならない

4トレンドは出来高でも確認されなければならない

5トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

 

1は市場は効率的というようなことですね。

2は市場のフラクタル構造のことですかね。

個人的に、特に4は非常に大切だと思っています。

市場の終値の変動をダウは重視するが、同様にトレンド発生の確認手段として出来高の推移も重視する。例えば上昇局面においては値上がり時に出来高が増加し値下がり時には出来高が減少、下降局面においては逆になる。主要トレンドに従って取引する投資家が多数派であり、二次トレンドや小トレンドで利益を得ようとする投資家は少数派であると考え、それが出来高の多少に反映するとする。 

 つまり、上昇トレンドでは上昇局面で出来高が多くなり、押し目では少なくなるということです。これは、あの伝説の相場師リバモアも、著書である「孤高の相場師リバモア流投機術」の第二章「株が正しく動くのはいつか?」の最初で言及しております。

マーケットは絶えず動いている。単調な相場もあるが、同じ価格で静止することはなく、常に小刻みに振動している。そして、ひとたび明確なトレンドに突入すると、自動的かつ一貫してその方向に沿って進むのである。

株価が動き始めた最初の数日間は、出来高の急増と共に徐々に価格がせりあがっていくはずだ。その後、私が「ノーマルリアクション」と呼ぶ下落が起こる、その際、株価上昇中に膨らんでいた売買高は一気にしぼむ。そうであればこの小さな下落は正常な動きだ。正常な値動きを恐れてはいけない。しかし、異常な値動きには十分な警戒が必要だ。

バモアは100年前に活躍していた相場師ですが、国も時代も違い、テクノロジーの発展により超高速取引業者が登場した現在今でもこの理論はいまだ大切だなあと思います。

 

この理論の提唱者のチャールズダウという人はダウ平均株価の名前の由来みたいですね。

ダウ構成銘柄でもあるダウ・ケミカル社は創業者ハーバート・ヘンリー・ダウが由来のようで、ダウ平均とは全然関係ないみたいです。超紛らわしい。