株式市場探検

日本株の売買・研究の備忘録。結構テキトーです。

3/10(火)

3/10

 

 

前場

11:21

全体は9時半くらいの安値からV字リバ。追証投げが前場寄り~30分くらいに加速した感じでしょうか。そこから、リバ狙いの資金が機関個人ともに群がった感じ。こういうリバはとりにくい...。もっとヨコヨコ経てくれないと需給悪化しちゃうから。

為替は103円台に回復、一時の落ち着きか、第三波動目が来るか。まあ、下落は2波動で収まる確率が高いのではないか。

 

ただ、昨日のダウは大陰線で、ナスダックは上髭陰線というのは良くない。今日の夜、アメリカは非常に需給が悪くなってしまう。今日日本株を持ち越すとして、今日果たしてアメリカは、昨日の終値よりも高く引けるのか?というのが気がかり。アメリカが昨日の終値より安値引けするなら、日本株は明日の前場に買うべきだろう。

 

朝は売り一色だったのだが、かなりリバウンドをする銘柄も混ざってきており、心理的にも買いやすい展開となってきている。しかし、買い板が薄すぎる銘柄もチラホラ。証券会社の流動性の供給や、ヘッジファンドの鞘抜きがお休みしているということなのか。そのような金融機関も、このボラティリティを前にして、戦略の変更を迫られていることだろう。得意の「AI」もこの相場では役に立たない。どちらにせよ、この株安、不動産安、原油安では、閉鎖を余儀なくされるファンドも多数でてくるだろう。金融機関のマネーは有機的につながっているため、連鎖的に悪影響を及ぼす可能性が高い。クレジットの貸し出し市場が凍り、不良債権が出る。個人・法人ともに資金繰りが悪化し、消費も少なくなるという悪循環に陥る。

 

しかも、景気が好転するきっかけもまるでなさそうだ。日本はマイナス金利でこれ以上金利は下げられない。アメリカに期待するということしかできないのではないか。

トランプは、選挙を目前に控えているため、景気の回復に必死に対応するだろう。その対策と、実体経済の悪化のバランスで、今後の相場が決まると思われる。

 

 

....場中につらつらと思ったことを書いてみました。

 

売買代金/増減時価総額

一部:3.81兆円/+6.6兆円

二部:470億円/+91億円

ジャスダックS:55億円/+660億円

マザーズ:1114億円/+1565億円

 

全体はアメリカの下げを受け、GDスタートで、前場追証売りが加速し、そこからV字リバをし、結局昨日の終値くらいまでリバって引け。

原油や為替の続落もなく、ひとまず暴落の勢いは止まった雰囲気になりました。

場中に為替は102円から104円くらいまで上昇し、日本の自力リバというよりは、為替の戻しの流れに日本も乗っただけというような感じがします。

リバウンドは、個別で乖離率の大きいものから順次(GDすることなく寄りからスルスル上げていく銘柄もチラホラ)リバっていきました。

 

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これは気になりますね。不動産暴落のあおりを受け、資金を買い入れするという流れ。

あと、適時開示を見ていて思うのは、自社株買いをする企業と、増資をする企業とがあるということです。自社株買い=資金的な体力がある優良企業、増資をする企業=資金繰りが火の車で、ちょっと大丈夫か?という企業、という認識でいいのですかね。

 

株の暴落で、リーマンショックの時みたいに、金融機関を中心に連鎖的に資金繰りが悪化しないかどうか心配です。普段は株式市場は、実体経済の「現在の状態と将来の予想」を織り込むと考えているのですが、このような暴落になると、「株式市場が実体経済に影響を与える」ということになりますね。つまり、

実体経済→株式市場 への影響

株式市場→実体経済 への影響

があり、相互的に影響が増幅するため、カオスになってしまわないか心配です。

......ソロス氏の「再帰性理論」に影響受けすぎか。