株式市場探検

日本株の売買・研究の備忘録。結構テキトーです。

ポール・チューダー・ジョーンズ

ポールチューダージョーンズ氏はマーケットの魔術師に出てくるトレーダーです。

en.wikipedia.orgwikiによると、現在の資産は51億ドルみたいです。日本円で5500億円くらいですか。化け物です。

 

経歴

バージニア大学の学生のときにリチャードデニスのことを知り、強い感銘を受ける。学位は経済学士みたいですね。

卒業後、綿花商の叔父経由でニューヨーク綿花取引所でフロアクラークを半年(1976~)

その後、綿花トレーダー、エリチュリスの元でブローカーとして働くが、パーティーの翌日に仕事中に寝ていたら解雇される(1976~)

E.Fハットン社でブローカーを4年(1976~1980)

ニューヨーク綿花取引所で個人のフロアトレーダーを3~4年(1980~)

資金運用マネージャーとして独立。エリチュリスは最初の顧客だったみたいです。(1984~)

投資のルール・哲学

トレードをはじめて3年半のときに、顧客口座の資金の60~70%を吹き飛ばした経験から、トレードのルールとマネーマネジメントについて本格的に考えるようになったみたいです。

もし自分に不利なポジションをもってしまったら、素早く手仕舞うようにしているし、有利な方に動いたら、持ち続けるようにしている。

 損切り素早く、利食いじっくりの鉄則通りですね。

ナンピンしないこと。トレードはうまくいかないときは枚数を減らすこと。うまくいってるときは枚数を増やすこと。コントロールできない局面では決してトレードしないこと。例えば、私は重要な発表の前には多くの資金をリスクにさらすようなことはしない。それはトレードでなくギャンブルだからだ。

常に自分の出発点は前日の引けでだと考えることだ。

 毎日、前日の引け値値洗いしてフラットに考えるみたいです。

トレードで最も重要なルールは巧みな攻撃をすることでなく、巧みな防御をすることだ。毎日私は自分のポジションは間違っていると仮定してみる。自分の損切りのポイントが見えてくるんだ。

 

英雄を気取ってはいけない。自己中心的な考え方をしてはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。

 資金を減らさないことがいかに重要かということですね。

私は相場が転換するときが一番儲かると信じているスウィングトレーダーだ。

トレンドが出るのは相場全体の15パーセントでしかなく、残りはボックスで推移するものだ。

 逆張りスウィングトレードが得意みたいです。

自分の成功の多くはエリオット・ウェーブ・アプローチのおかげだと思っている。

 エリオットの波動理論を重要視しているみたいです。

 

 

私が気にするのは、次の瞬間から何をしていくかということだ。私は相場に感情を入れることを避けている。

 優位性があると思った取引を淡々と行うように心がけているということですね。

価格のストップだけでなく、時間のストップも使う。相場がどちらかに離れると私が思ったときに、もしそうならなければ、まったく損していなくても手じまうことがよくある。

損切りは価格水準と時間経過に基づいているようです。

その他の考え

すべてのものはそれと創るのにかかった100倍の速さで破壊されるものだ。10年かかって作り上げたものもたった一日で崩壊する。このまま借金経済が続けば、その悪化のスピードは速く、人々は目を回すだろう。

クレジットはどんなに素晴らしい社会でも結局破滅させるということを私は歴史から学んだ。

 

システムは無限の計算力を有するという利点があるから、優れたトレーダーよりも優れたシステムの方が効率的にトレードできるかもしれない。結局、すべてのトレードの判断は問題解決過程の産物だ。それが人間によるものなのかそれ以外のものによるのかに関わらずだ。しかし、変化し続ける相場のパターンを解き明かしていくことの複雑さゆえ、優れたトレーダーは通常優れたシステムを上回る成果を上げることができる。

 35人のトレーダーを雇って、訓練させたことについて

 何人かはうまくいった。しかし、全体としてはマチマチだった。

 

今では貧しい人たちへの教育を援助する基金を設立したり、貢献活動も意欲的に行っているみたいです。

TEDのスピーカーもやってます。

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